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春一番かと思いきや、また寒さが逆戻り

ミニスカの人は、パンチラ注意報ですよっ!!(*´Д`)ノ

すいやせん…;;自重自重


相方の愛の無さに、寂しさを感じて、一人寂しく電車の中でかいた槙ゆかssを追記にぅp


初めてかいたから、キャラがつかみきれてない件

お暇でしたら どぞ





Жお姫様は王子様のキスをしらないЖ



夕方…といっても、とっくに太陽は沈んでしまっている時間。ついさっき迄は、夕焼けで真っ赤に染まっていた美術室の中も、今はもう闇に包まれている。窓から差し込む薄い街灯の明かりに照らされながら、小さく寝息を立てる人影がひとつ。そして、その人影を愛しそうに見つめる人影がもうひとつ。


「ゆかり…、起きて」
静かに声をかける。
「下校時刻とっくに過ぎてるんだけど」
さっきよりも声を大きくして、ついでに身体を揺らす。
すると、腕に埋まっていた顔が傾き、ゆかりの顔がよく見える。
「…そういえば、お姫様は王子様のキスで目を覚ますんだっけ??」
そう呟いて、愛しい彼女の唇に自分の唇をそっと寄せた。
すぐに唇を離す。
「んー…。せんぱい??」
目を擦りながら、ゆっくりと顔を上げるゆかり。
「なるほど…。御伽噺もあながち嘘じゃないのね」
「え、なんですか??御伽噺って」
ゆかりは頭の上に沢山のハテナを出してる。そんな様子がとても可愛らしくて思わず笑みが零れる。
「まあまあ、それは置いといて。早く帰りましょう??」
「え…あ、はい。って、もうこんな時間なんですか?!」
「そうよ。こんな時間だから、早く帰りたいんだけど…」
そう、苦笑すると、すいません、とゆかりは言って慌てて帰り支度をする。

美術室の鍵を職員室に戻し、暗い夜道を並んで歩く。
「ねぇ、ゆかり。お姫様は本当に王子様のキスで目覚めるのよ」
「なんですか、急に」
「さっきの御伽噺の話」
あー、と納得したように頷いた後、それで、と続きを促してくる。
「そしてお姫様は、自分が王子様のキスで目覚めたことを知らずに過ごして行くのでした」
「…はい??」
意味が分からないといった顔をしているので、そのまま言った通りよと笑みを返した。

未だに困惑してるゆかりの手を握って、引っ張る様に歩き出す。じんわりとゆかりの暖かさが伝わってきて、幸せな気持ちになる。
二人手を繋いだまま、寮までの道を歩いた。
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